飯塚圏域障がい福祉従事者スキルアップ(応用)研修が6月23日開催されました。
講師は思春期保健相談士の徳永桂子先生をお呼びしまして、普段学ぶ機会が少ない「性」について午前中は教職員・保護者の皆様・午後から福祉サービス事業所向けに開催しました。
午前中は学校の先生方と保護者向けの「自分を大切にする性教育」午後からは福祉サービス事業所を中心とした「性と恋愛へのよりよい支援」題名で話をしていただきました。子ども達が「性被害」にあう事件が多く、残念なことにその加害者となる方は「身近な人」であることも多く、大人が言葉巧みに近寄り体を触る行為をしていても子ども自身はどうしていいか分からず、今も声を出せずにされたことに対して苦しんでいる子どもが今も日本のどこかにいるかもしれません。
発達に応じた「性」について学ぶ事は、自分を大切にして性被害から自分自身を守ることとなります。親や教職員の皆様がまず性教育について学び、子ども達に伝えることで、もし子どもが性被害に巻き込まれた時に子ども自身が「嫌だ」と言えるようになるこで「自分の心と体は自分のもの」であり自分を大切にすることは人も大切にするということでもあるため、まずは大人が学び伝えていくことについて話をしていただきました。
午後の部は福祉サービス事業所を中心とした方「性」や「恋愛」において権利を尊重しつつも、障がいのある方々が「素直で良い子を求められる」ことがリスクをを高める実態もある。性暴力・・性行為を使った暴力。支配をしてコントロールしようとする大人もいるため、自分自身で「自己コントロール」できるように支援をしていかないといけないこと、障がいのある子どもは特性上「見通し」が必要であるため、具体的に教えていく。あまり子どもだから障がい者だからということで教える内容などを分ける必要はないとのことでした。
私自身仕事柄ですが、加害者・被害者とも関わったことはありますが、子どものころからの「性」教育は本当に大切なことだと実感しています。
性病のこと等も話をしていただき、本当に本当にボリューミーな研修でした。参加されたお疲れ様でした。
性教育については今後も研修としては継続していくべきことだと思いますので、継続して取り組んでいただければと思っています。