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平成29年度在宅医療ケア部会

平成29年度第一回在宅医療ケア部会

 第一回部会では、先に行われた準備会(10月6日)で出された意見をもとに、各委員が普段感じている事をテーマに沿ってお話し頂きました。
 主には、医療的ケアを行える支援機関の整備に関して、
●どれ位の方が困っているのかニーズ把握を改めて行う必要性について
●そういった方の伴走支援が行えるコーディネーター役はどんな職種の方が担えるのか、役割の整理が必要であること
●福祉事業所のスキルアップや医療機関との連携について
●実際に医療的ケアを行っている事業所と意見交換を行ってみてはどうか
といった意見が出されました。
 
 また、第二回部会に向け、対象者の数の把握やコーディネーター機能については2市1町の保健師間で検討を行う事、また次の意見交換会の具体的な企画は事務局にて提案を行う事となりました。
 
 他職種間で意見をすりあわせ、共有することは本当に時間もエネルギーも必要としますが、ぐっと互いの距離を縮めてスクラムが組まれ始めたという実感がわきます。
 地域で暮らしている医療的ケアを必要とされている方の生活に寄り添いながら、支援者側の「できない理由」の発見に留まらず、「どうしたらできるか」という視点をもって検討していくこのネットワークは、別名「どうにかしよう協議会」です。これからの活動の内容は皆様に向け随時発信をさせて頂き、またネットワークを広げられるよう努めてまいりますので、皆様のご協力をどうぞよろしくお願い致します。

平成29年度第二回在宅医療ケア部会

 第二回在宅医療ケア部会では子どもさんの把握を行う仕組み作りや、災害時・緊急時などに備えた対策についても活発な意見交換が行われました。
 特に災害対策については熊本県や朝倉市の災害の記憶も新しく、当事者の困っているという声はもちろんの事、部会員からも最大限に備えられる方法を、既存の仕組みにとらわれず本当に命を救える対策を検討しなければならないという意識が伺えました。今後、継続的に検討していく予定です。
 
 2月開催予定の意見交換会では、主に日中に医療的ケア児の支援を行っていただいている、児童通所事業所や特別支援学校と、支援の中での課題や工夫などについて意見交換を行う予定です。
 平成30年4月からの障害福祉サービス等報酬改定の基本的な方向性の中で、医療的ケア児への支援について看護職員の配置が評価される方向性が出ています。こういった動きが事業所にとって追い風となり支援の充実につながればよいのですが、制度の変更のみでは解決しない課題もあり、そのような現場の声を集めたいと考えています。
 今回は遅れていた部会長・副部会長の選出も行われ、部会長は飯塚病院小児等在宅医療推進事業委員の小児科医師:大矢崇志氏、副部会長は多機能型児童発達支援事業所ひばりの廣瀬竜也氏にお引き受け頂きました。
 本部会では大矢氏、廣瀬氏を筆頭に医療と福祉の連携がよりスムーズに行えるように、それぞれの課題の確認と協働に取り組んでまいります。
 
 次回は第三回在宅医療ケア部会の開催の前に、2月16日に行われる意見交換会について皆様にご報告させて頂きます。

平成29年度第三回在宅医療ケア部会

 第三回在宅医療ケア部会では、
①2月16日に開催した医療的ケアを行ったことのある事業所との意見交換会の振り返り
②緊急時・災害時対策について
③平成30年4月からの障がい福祉サービス等報酬改定について意見交換を行いました。
 
①の意見交換会では、支援者側のスキルアップの必要性やその方法、関係職種間のチーム支援のための情報共有やコーディネーター機能の重要性などについての意見が出ました。
②の緊急時・災害時対策については、現在の行政の取り組みを確認しながら、今後はその取り組み内容が多くの方に届くような広報活動や、実際に医療的ケアを必要としている方々が、個人情報取扱いの配慮も検討の上、どこに暮しているのかを把握することで速やかな対応が可能となるような情報管理の新たな仕組みづくりなどの必要性について意見が出されました。
 
 課題となっているスキルアップや職種間連携、緊急時・災害時対策などについて、それぞれテーマに分かれて検討をすすめていく作業部会案が出されており、その具体的な進め方やテーマごとの構成メンバーについても、次回平成30年度第一回在宅医療ケア部会にて協議する予定です。
 
 平成29年11月27日に発足した本部会は、29年度は3回の部会開催と1回の事業所との意見交換会を開催致しました。内容については随時ホームページにてお知らせしておりますが、今後は更に当事者ご家族、地域の皆様、支援機関の皆様と情報共有・意見交換できる活動となるよう努めてまいります。
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