本文へ移動

日々のカチカチ♪

日々のカチカチ♪~いつまで続ける?このブログ~

その122・・稀な相談

2024-03-08
                リアル タマちゃん
 私自身が受けた相談の中では少ないのですが、飼い猫・飼い犬の行き場探しをすることがあります。以前、ワンちゃんの行き場探しをしたこともあり、そのワンちゃんは元々近所の方も気にかけてくれていたため、いろいろありましたが最終的に飼い主が施設に入所する際に引き取っていただきました。
結構、引き取ることは少ないかもしれませんが、飼い主が入院とかで猫ちゃんなどをどこかに預けるとかになった時の預け先など探すことは相談員の方も経験としてあるあるではないでしょうか?

 今回久しぶりに遠方に住む当事者のご兄弟の方から相談が来て、元々相談で関わっていた当事者の方は既に施設入所をしており、その方の相談だと思いましたがそうではなく親御さんが介護が必要になってきて飼っているネコちゃんのお世話が出来なくなったと言うこともあり、どこか保護施設などご存じないですか?と言われ「探しているけど場所が遠過ぎて」とのことで、私も「こちらでも探してみます」と言ってしまったものの・・「さて・・どうしようか」と数日考え、ダメ元でとある保護施設に連絡してみました。お忙しい中その方に何度か連絡をして詳いろんなことを詳しく聞き、ぜひ良かったら一度伺ってもいいですか?と尋ね保護施設を見学させてもらいました。
 
 ご高齢の方が飼っていた猫ちゃんが、自分たちがお世話が出来なくなったので見て欲しいとの相談増えてきていると言われていました。
中には家族全員にかみつくから家では見られないから見て欲しいとの事で、ここに来た猫ちゃんもいました。
内臓疾患のある服薬管理をすれば生きられる猫ちゃんが家族がお金がかかるから「しない」と言ったため、「こちらで引き取らせて下さい」と言って猫を引き取った話等・・心痛い話をたくさんして下さいました。
ふと話を聞いてて思ったのがこの保護施設を管理しているご夫婦のアセスメント能力の高さを知りました。保護猫を預かるための情報量は並大抵ではないなということと、当たり前ですがネコの性格を十分理解して
一番適切な環境を整える、もちろん利益など度外視でお世話をしようとする底なしの愛情の深さを感じました。

 基本的に正式に保護施設で見ている猫ちゃんは室内で見ているのですが、外に人慣れしている猫ちゃんがいたので「どうしてこの猫ちゃんは外で飼っているのですか?」と伺うと「この子は近所の自宅で
飼われていた猫でしたが、その方が引っ越しをされていなくなってしまったので、ここで飼い主を待っているのです。」との事。譲渡契約などをしていないため保護猫ちゃんたちと過ごすことはないですが、
もちろん食事も提供されていますし、適切な治療・健康チェックもきちんとしています。
初めての保護施設勉強になりました。ありがとうございました。


       
 

 

 
 

TOPへ戻る